


2017年10月17日(弊社設立前に書いたブログです)
10月13日(金)の同じ日に「展示会」と「店頭販売」という、
輸出に向けた取り組みのなかでもプロモーションの2つの形を体験したのでご紹介します。
ムスリム市場=日本から見ればニッチな市場、に取り組む際、
限られた予算でどのような効果が期待できるのかとの視点です。
13日に幕張メッセの日本の輸出エキスポに視察に行きました。
展示3日間の3日目、11時に入場しましたが来場者は多いと思えませんでした。
展示会は通常、その市場のある国・地域で開催すると思います。
多くのお客様に来場してもらう方が出展者にはチャンスですから。
逆にわざわざバイヤーが視察しに来るのかというと、
農水省とジェトロの強力な支援でしょう、66か国・地域から1,556人のバイヤーが招待されていました。
日本でおこなうのは出展者の負担を減らし、気軽に参加してもらうためだと思います。
もともと趣旨から考えると日本に対象となる来場者は多くないはずなので、
展示会よりは商談会での成約を目指したイベントであって欲しいです。

展示会にはいくつかハラール認証商品が出ていました。
ひかり味噌さんのハラールみそは750g以外に375gパックが出て大きさが2種類になりました。
また、業務用ですが18gの1回使い切りの味噌も業務用として100食分1パックからで販売されています。
一方でマルコメ味噌さんもハラール認証の味噌を展示していました。
両社ともにオーガニック味噌の方が強調して展示されていました。

マルコメさんはむしろ大豆ミートの方が手ごたえがあるのかもしれません。
ヘルシーですが、カレーに入れればわからないような肉の食感・噛み応えは十分ですから、普通のカレーじゃボリュームが足りないベジタリアンには、チキンカツの代わりに大豆ミートカツをトッピングしたカレーを提供できます。
マーケティングするうえでは、出展者側が商品の紹介にとどまらず、もっと「どの市場に出したい」アピールで
絞り込んで訴求すれば良いです。
「わが社は中東市場に出したい、なぜならこの商品はこうだから」と言えれば訴求力が上がりますが、
商品のメリットに加え、市場の特徴を調べてすり合わせる必要があるのでまだ難しいでしょうか。
いやいや、ジェトロのウェブを見ればある程度つくれると思います。
まだまだできることがあるはずですが、貴社には時間と予算に限りがあるでしょうから、私はマーケティングでお力添えできればと思います。
もう一つのマーケティング「店頭販売」について考えたことは、次回にお伝えしたいと思います。
また次々回には、この展示会で個人的に興味を持った商品を2つご紹介します。
それではまた。