
ムスリム旅行者のいる場所

羽田空港からイスラム圏へのフライトは夜11:30から深夜12時の間に集中します。クアラルンプールへ2便、ジャカルタへ1便、ドバイへ1便、ドーハ(カタール)へ1便なので、この時間帯はムスリムらしき人達がウロウロとしています。
出国審査手前の出発ロビーではムスリム旅行者を調査したことが3回ほどあるのですが、
ある一定の場所をのぞき、広すぎて分散して場所がわからなかったのですが、出国審査後は搭乗口140番台か、周りの免税店に集中しているようです。
買っているおみやげ

アラビア語の会話が聞こえてのぞいてみると、買い物かごに「東京カンパネラ」を山積みした男性。東京カンパネラは東南アジア系ムスリムの若い女性も別の店で1箱買っていたのを見ました。そこで、成分を見てますと・・・加工油脂がもっとも気になりますね。自己判断なので何も言いませんが、もし成分が英語表記されていたら避ける方も出てくると思います。裏を返すと、成分を英語表記しないことには一種リスクがあると思います。

その点「白い恋人」はさすが英語の成分表記がされています。乳化剤も大豆由来のみの表記です。ショートニングには由来の記載がありませんが、大丈夫だから工場見学者のために礼拝室があって、ムスリム旅行者がおみやげ買っているのですよね・・・(裏を取っていないので、わかりません)。
その他、Victoria's Secretの化粧品を買っていた東南アジア系の中年女性3人組や、ロイズ(冷蔵の)を買っていたパイロットの格好をしたアラブ系男性がいました。
それでも旅行者全体の中での割合はかなり少ないです。
そのほか

イベントスペースでのバウムクーヘンの「治一郎」が美味しそうでしたが、この菓子にはお酒が入っています。伊藤久右衛門、辻利、シュクレイが出していた抹茶ラングドシャ、流行っているようです。これらも洋酒をつかっていたり、乳化剤の原料表示がされていなかったり、気になって買えないムスリムがいると思います。また、東京ばな奈がキティちゃんバージョンを出していたり、最近どしどし棚を確保している「東京ミルクチーズ工場」のラングドシャ(洋酒使っています)なども目立っていました。
飲食店ではカレーの「ドン・ピエール」が引き続きムスリム向けのカレーを提供していました。日本イスラーム文化センターのメニュー認証は辞めたようで、ハラールというアラビア文字を丸でかこったマーク(認証マークではない)を記載しています。看板は3年前に比べて目立たない場所にありました。
次はマレーシアで見たものをレポートします。