フードピクト(食材表示の絵文字)とは?

今回はマレーシアでも見かけたフードピクト(食材表示の絵文字)について。
(株)フードピクト様によると現在、アレルギーなどの身体的な理由、ベジタリアンなど信条的な理由、ムスリムなどの宗教上など様々な理由により食べられないものを持つ人々は世界に31億人いるそうです。
彼らが食べられないものを間違いなく避けられるよう、正確に情報を伝えるために大変有用なツールがフードピクトです。
フードピクトは現在全世界で統一されているわけではなく、成田・羽田・関空などで採用されているのはフードピクト様のデザイン、一方で東京都や他の民間企業が別のデザインを設定して使用しています。
今回の出張のマレーシアでは、ほとんど体系だったフードピクトはなかったのですが、いくつかの食材を表したものを見かけたのでご紹介したいと思います。
AirAsia機内食

羽田ーマレーシアはAirAsiaで往復しました。有料ですが500円程度で、実は8種類程度から選べてどれも結構美味しいうえ、追加注文(つまりお代わり)もできるのです。欲張って毎回2食食べています。
この機内食のアレルゲン表示にピクトが使われていました。
ベジタリアンのピクトはなく、文字だけでした。
KLIA2のファストフード店

ごぞんじバーガーキングでは、使用している肉の表現にピクトを使っていました。
ビーフかチキンかの確認は実は大事なようで、成田屋浅草では聞いてくる人が1日何人もいます。
写真を指差して「これはチキンか?ビーフか?」 メニュー読めばわかるのですが、文字読むのは面倒なのでしょうね・・・(笑)
韓国系のチキンの店(ハラール認証は申請中)で、掲示物をみるとベジタリアン向けのイラストが付いています。
ピクトとは言えないかもしれませんが、目的はほぼ同じです。
SUSHI KING

スシキンでは、グランドメニューにアレルゲン表示として掲載されていました。さすが業界リーダーです。
また、アレルゲンだけでなく、魚成分、牛肉などの食材の表示、スパイシーである表示、魚の骨に注意する表示(!)旬のネタ、持ち帰りできない品など色々な情報が一緒に掲載されていました。
余談ですが、マレーシアで好きなのは礼拝スペースのピクトも多彩な事です。効率を考えなければ、食事と異なり、読み間違っても命にかかわらないのでデザインに幅が合って良いのだと思います。
今まで20種類位は見てきたでしょうか。それぞれスタイリッシュだったり味があったり見ていてとても楽しいです。(おわり)