インドネシアから来た大学生の視察先

彼女の視察先はプラスアルファの面会が何度も加わり、時間は大幅にずれながらも、何とか目的を達成できました。
・新大久保ムスリムショップ群
・大塚マスジド(金曜礼拝にも参加)
・新宿「海神」にてランチ
・イスラミックセンタージャパン(アポなしで行ったらお休み)
・インドネシア共和国学校&マスジドインドネシア
・日本ムスリム協会
ランチにて事件。大反省
当初、なぜイスラーム関連施設ばかり行くのかと疑問に思ったのですが、彼女はジャカルタの大学でイスラーム法を専攻していて、日本のムスリムの生活に関する場所を知りたかったそうです。ただ、施設を回っている彼女はとても楽しそうで、SNS用と思われる写真をこまめに撮って欲しいと頼まれました。何度も撮り直しをさせられ(笑)、こだわりを感じました。
ランチでは残念なことが起こり、大いに反省しました。
新宿でのランチは魚の出汁のラーメンでムスリムにも人気のある「海神」に行きました。
魚と鶏2種類のつくねが載せられて出てきたラーメンを見て、私は思い出しました。この店の鶏のつくねは確かハラール肉ではなかったと。
私のミスは、ヒジャーブをしたムスリムの彼女には、鶏のつくねの代わりに魚のつくねが出ると思い込んでいた事です。食事を運ぶ店員に「ここの鶏ってハラールでしたっけ?」と確認すると驚きの返事が。
「ハラールってなんすか?わかんないすけど。」
店の中で一人でも知らない人がいるのは不安になりましたし、言葉づかいも横柄でした。
キッチンの中にいた店長らしき人にもう一度確認すると、
「すみません、鶏はハラールじゃないです」
大学生は鶏をラーメンの器から出しました。
問題ないと言い、食べてくれましたが、どのような気分だったのか。
大変悪いことをしてしまいどうしようかと困っていたら、逆に励ましてもらいました。
今回の経験を事業支援に活用します
2組のアテンドをしましたが、手前みそで恐縮ですが、非常に感謝をされました。
アフメド博士からは後日メールで"I whole heartedly thank you for your very high value assistance & information provided to me"と、大学生からは"Thanks to be my perfect guide in Japan"とも言われました(笑)
ガイドを本業にするつもりは当然ありませんが、私にとってもムスリムの旅行時の問題を自分が体験できたことは大きな価値です。この経験を今後の事業支援に活用したいと思います。
外国では日本のムスリム市場が拡大していてビジネスの可能性があると考えている人もおり、海外のメディアから日本のムスリムに関する情報を問合せいただいたこともあります。
日本のムスリム市場(とても小さいですが)に関心のある方や、来日したばかりで生活インフラを急いで確認したい方のニーズもあるかもしれません。何かのお役に立てれば幸いです。