イフタール自主開催(2019年5月24日)レポート(1/2)

参加者の皆さんと(お子様は念のためお顔を隠しています)
参加者の皆さんと(お子様は念のためお顔を隠しています)
さて、毎年モスクなどでイフタールに参加させていただいている私(中川)は、そろそろお呼ばれされるだけでなく、ムスリムの方々をイフタールでおもてなししたいと思い始めました。
今回、マレーシアにも留学経験のある知人と一緒に4月から企画を考え、5月24日(金)日本橋のレンタルスペースにて、イフタールを開催しました。
告知の際には「今年はいけないけど来年行きたい」とか、「娘が来年日本に留学が決まったので、行かせます!」など、とても嬉しい反応を幾つもいただきました。
モダン過ぎない和風に参加者からは「ここ好き!」との声^^
モダン過ぎない和風に参加者からは「ここ好き!」との声^^

会場は「むすべや日本橋」 (「スペースマーケット」を使って使用)と言い、昭和3年建築の撮影会にも人気の素敵な古民家の一軒家をリフォームしたスペースで、参加者にも雰囲気をほめていただきました。


レッスンの用意の都合で事前予約制とさせていただいたのですが、ありがたいことに15名の定員が満席に。仕事やお子さんの病気でキャンセルも出たものの、当日もお子さん2名を含め11名のマレーシア・インドネシアから来たムスリムの皆さんをお迎えすることができました。

内容

デーツ(左上の箱)とフルーツ類(リンゴも)
デーツ(左上の箱)とフルーツ類(リンゴも)
1.水・デーツ&フルーツ
 (チョーヤ「酔わないウメッシュ」の試飲)
2.デコ寿司クッキング
3.たこやきづくり体験
4.かき氷(デーツシロップ)
イスラム教のイフタールではありますが、「皆で楽しく食事をする」意義を実現したいと思い、日本の食事を体験し、楽しんでいただこうと思いました。そこでまず、デコ寿司やキャラ弁レッスンができる先生をお呼びしました!
狙いは成功、先生の楽しくわかりやすいレッスンで子どもも大人も上手にお花のデザインの巻きずしを作ることができました!!

寿司料理レッスンの準備

参加者大満足のお花のスシ
参加者大満足のお花のスシ
実は料理レッスンでムスリムの方向けに実施するのは大変です。
なぜなら、元々プログラムにある材料は豚由来・アルコール由来のものが入っているか意識して使っていないので、ひとたびこれらが入っていない材料との条件をクリアするためには、一つ一つ見直さなければならないからです。
今回、レッスンの先生には初めてお願いしたのですが、事前に何度も打ち合わせを行い、いつも使っている材料をムスリムにも食べられる食材に変えてくださり、事前に鮭を焼いてほぐして骨を抜いて・・と用意してくださるなどの準備が流石周到で、安心してレッスンを始める事ができました。

道具・食材の準備

今回用意した道具たち(センシティブな方のために、念のため今後もハラームに触れない予定)
今回用意した道具たち(センシティブな方のために、念のため今後もハラームに触れない予定)
なお、レッスン用に一人一つ使った包丁やまな板、巻きすは100円ショップで新品を購入し、紙皿・紙コップなどを使用しました。
そしてたこ焼きもインスタントのたこ焼き用やお好み焼き用の粉ではありません。今回はムスリムの方にも幅ひろく食べられるものだけで用意するため、小麦粉、出汁、ハラール認証しょうゆ、ハラール認証「みりん風」調味料など原材料をチェックしたものだけで生地をつくりました。

 

さらに、マヨネーズは手作り(お酢は念のためハラール認証取得のお酢)、ソースはオーガニックで動物性成分なし、かつアルコール無添加のソースを探し出し2種類を調合しました(ハラール認証取得のマヨネーズ、お好みソースも良かったのですが、必要量に対して少々量が多いので入手しませんでした)

 

つづく